11月になったとたん、東京の街はクリスマスの装飾が始まりました。
気が早いものですね。まぁ、日本人はイベント好きだし、イベント期間の長いほうが色々な人達にとって好都合になるからしかたのない事なんですけどね。大人になるとそんな事をついつい考えてしまいますね。
子供の頃、我が家では家族で大きなクリスマスツリーを押入れから引っ張り出して、たくさんの装飾をしました。大体クリスマスの一週間くらい前に出すんですが、私は早くツリーを出したくて仕方ありませんでした。あのクリスマスまでのワクワクした気持ちは、もう今では味わえる事ができません。もちろん、今でも楽しみだけど、あの頃より純粋でない事は確かです。むしろ、この歳では逆に純粋なワクワク感を味あわせてあげる立場なのかもしれません。
みなさんはクリスマスが近づくと思い出す子供の頃の思い出はありますか?私はその時期になるとホットミルクを飲みながら、クリスマス映画ばかり見ていました。私がよく見ていたのは、「ホームアローン」「グレムリン」「34丁目の奇跡」「ダイ・ハード」等です。今思えばあんまり面白くないクリスマス映画でも、とりあえず雪とサンタとプレゼントが出てくればあの頃は楽しく見る事ができました。
その中でも、ビデオが擦り切れるくらい見た作品があります。
「ミッキーのクリスマスキャロル」です。
去年、ジムキャリーが主演でリメイクしましたね。比べてみたけれどやっぱり本家には敵いません。この作品のクリスマス感といったらもうなんか、ほんっとに「メリークリスマス」って感じです。クリスマスの寂しさ暖かさ、全部詰まってます。
今日、帰り道にクリスマスの装飾を見ていたら「クリスマスキャロル」を思い出してしまい、ついyoutubeで動画がないか探してしまいました。日本語版なんてないだろーなーと思ったら有りました有るものですね。ありがたい。
しかしね、あの頃と同じ気持ちで見るなんて無理です。でも、ちょっとでも忘れた何かを思い出させてくれたらいいなと思い鑑賞しました。
いや~・・・
本当に良いアニメは、大人になってからも面白いんですね。ちょっと感動して、目から塩っ辛い汗がちょちょりでてきやがった。
でも、見ている途中で少し恥ずかしい気持ちになった。はっと、気づかされたんです。この物語のスクルージと自分が同じ道を歩んでいるのではないかと。
子供の頃の純粋さを取り戻すのは無理だと思います。しかし、子供の時の自分の気持ちを思い出す事はできます。それを思い出せれば、もう少し人にやさしくなれるだろうな。11月に「クリスマスキャロル」を見ているキモイ24歳はふっとそう思ったのでした。
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