「グリーン・ホーネット」(2010) 「グリーン・ホーネット」(1966)
★★★★★★★☆☆☆7/10
TVで予告を見た時はまったく興味を惹かれなかった。なんとなく「キックアス」と同類のにおいがしたし(キック・アスが嫌いなわけではない)、スローモーションアクションはもう目が肥えちゃってるからそれほど刺激的なわけではないし、ヒロイン役のキャメロン・ディアスはずいぶんと老け込んじゃっている。
あまりにも暇じゃなかったら見ることはないだろうと思っていた映画だったが、あまりにも暇な日があったのでレンタルしてみた。するとこれが、なんと、面白かったんだな。頭からっっぽにして楽しめる映画だった。「キック・アス」の様なバイオレンス要素はまったくなく(ただし、主人公が弱いのは同じだった)、アクションよりも設定やキャラクター同士の掛け合いの面白さを重視しているからアクション場面が効果的になっている。つまりバランスが良かった。さらに老け込んだキャメロンは老けているのにチャーミングだったりと、上手に描いているんですわ。特に、ヒロインにべた惚れの主役2人をまったく相手にしないくだりがすごく面白かった。ヒロインらしからぬヒロインだった。
映画を見るまで忘れていたが、監督はあの「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリーだった。
それは面白いに決まっている。この映画、とにかくセンスがいいんですよ。レンタル映画なのにエンドロールまで見ちゃったよ。このままで終わってもいいし、続編が出るなら是非今度は映画館で見ようと思う。
この映画は昔ブルース・リーが主演で出ていたTVドラマのリメイクなのだが、ブルース・リーが今この映画やってくれたら、もっとと笑えただろうなという事を無駄に悔やむ。
ほあーーーっ!!
コメント