design
1 建築・工業製品・服飾・商業美術などの分野で、実用面などを考慮して造形作品を意匠すること。「都市を―する」「制服を―する」「インテリア―」
2 図案や模様を考案すること。また、そのもの。「家具に―を施す」「商標を―する」
3 目的をもって具体的に立案・設計すること。「快適な生活を―する」

この絵をご存知でしょうか?そっぽを向いてしまっている若い女性と、こっちをじっとにらんでいる老婆が描かれていますね。え?一人しかいないじゃないかって?それに答えていると話が進まないからよ~く見て自分で気づいて下さい。これはいわゆる「だまし絵」というやつですね。
あなたが始めてこの絵を見た時に、若い女性か老婆のどちらかが先に見えたはずです。私は先に若い女性が見えました。多分、誰からも何も言われないままだったら、今だに気づけなかったのではないかと思う。
人は自分で結論づけてしまうと、それしか見えなくなってしまう事がある。
表があれば裏があるように、真実は1つとは限らない。上記の絵はとても分かりやすい例ですね。世の中には先入観がある為に見えてこない、伝わらないdesignがたくさんあります。いくつか紹介しましょう。

この会社、ご存知ですよね?トムハンクス主演の「キャストアウェイ」でも出てきます。空路や地上で、重量貨物やドキュメントなどの物流サービスを提供する世界最大手の会社の有名なロゴマーク。お洒落なロゴですが、この中にもあるdesignが隠されています。よーく見ると→マークが見えてきます。物流会社さんらしいメッセージですね。こうしたサインを見つけるとこの会社の見え方が前と違って見えてくる気がします。


SF映画の名作「エイリアン」と「エイリアン2」です。映画では原題と邦題が全然違うといいう事がよくあります。エイリアンもその作品の一つです。映画好きな人なら分かると思いますが、「エイリアン2」はもう日本では完全に「エイリアン2」という認識です。しかし、原題は「ALIENS」です。最初の作品では、宇宙船内にいる一匹のエイリアンから逃げる恐怖が描かれていましたが、二作目は「今度は戦争だ」というキャッチフレーズの通り、エイリアンがたくさん出てきて海兵隊と戦うアクション映画に方向が転換されました。なので、タイトルは複数系を表す「S」が付けられたわけです。「エイリアン2」では監督が伝えたいメッセージは伝わらないのです。






有名企業のロゴばかりですね。このロゴに書かれている書体はヘルベチカという書体で、スイス人デザイナー・マックス・ミュンガーが1957年に発表し、現在世界中で使用されている。さて、今回は何が隠されている?特に隠されているわけではないです。パソコンを使う人ならよく分かる事ですが、フォントの種類は本当にたくさんあります。そのふぉとんどが、発表されて以降、多くのフォントデザイナーの方々によって改正・手直しされてきているのです。当然フォントデザイナーはヘルベチカにも手を加えます。しかし、過去誰も手直ししたヘルベチカを発表するにはいたりませんでした。そうなんです。ヘルベチカは誕生した瞬間から完璧だったんです。手の施しようがないとはこの事です。そういった真実を知れば、世界で一番美しく、完璧なデザインではないかとも思えてきてしまう。


designという文字から、deを除くとsign(サイン)という言葉になる。 そして、deはフランス語の意味では「~の」です。これらを合わすと、「~のサイン」という当て字になります。designは自然と生まれるわけではありません。必ず人が作り出しているのです。なのでそこには必ず意味があります。だから、自分の先入観に囚われていては何かのサインに気づけない事があるのです。
こんな話があります。
先生:「1+1=?」
生徒:「1です。」
先生:「違うわよ。答えは2です。」
生徒:「でも先生、泥団子と泥団子をくっつければ1じゃないですか?」
先生:「あなたは頭の悪い子ですね。1+1=2なのっ!」
この生徒は後に発明王と言われるエジソンである。
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