こりゃ驚いた!!マーティン・スコセッシ監督がファンタジーを作るなんて!!多分ファンタジー映画作るの初めてなんじゃないでしょうか?彼の作品はギャングとサスペンスと重厚な人間ドラマが軸になっている現実的な作品がほとんどだ。(ていうか、「シャイン・ア・ナイト」以外全部そうなんじゃないかな?)今年で69歳になるおじいさんに夢のあるファンタジーが撮れるんでしょうか??むしろこの映画本当に普通のファンタジーなんですか?と疑いたくもなったのだが、予告編を見てもう一度驚いた。素直に面白そうと思った。画面から監督の編集とカメラセンスがすでにうビンビン伝わってくる。もともと、カメラワーク・編集・音楽のチョイスなど、大変センス溢れる監督なのだが、歳を重ねる毎にその業に磨きがかかっているし、映画を撮るスピードも若い時よりも早くなっている。成長するのは当たり前やもしれないが、彼は60歳頃から急速にペースが上がってきたのだ。だからここ最近は監督の映画がほぼ毎年1本は公開されるのでその成長ぶりが感じ取れるのだ。非常に分かりやすく。
「Hugo」の主役が子供2人というのも面白い。(マーティンが監督だから)彼は映画で男の世界を描き続けてきた。その作品の主役のほとんどが30歳以上の渋い男達なのだ。「Hugo」にはそういうエッセンスを入れないで作ったのかはたまた隠し味が潜んでいるのか?ということにも注目したい。あともう一つ!予告を見て気づいた人もいるかもしれないが、主役の女の子は「キック・アス」で一躍有名になったクロエ・グレース・モレッツである。(呼びづらい!)彼女の新作という事も要チェック。きっとまたファンを虜にしてくれるだろう。
70歳を目前にして、新たな新境地を見つけたマーティン・スコセッシに乾杯。
映画は2011年11月全米公開。
★2008年The Caldecott Medal コールデコット賞金賞受賞!
・2007年全米図書賞ファイナリスト
・2007年クィル賞(Quill Award) Children's Chapter / Middle Grade 部門受賞
・2007年度ニューヨークタイムズベストイラスト賞
世界20カ国でベストセラーになった本格ファンタジー
舞台は1930年代のパリ。主人公はパリ駅の秘密の部屋に隠れ住む12歳の孤児ユゴー。彼は、父が遺したからくり人形に隠された秘密を探っていくうちに、不思議な少女イザベルに出会う。からくり人形には二人の運命をも変えていく秘密が隠されていたのだ。…からくり人形のぜんまいが動き始めるとき、眠っていた物語が動き出す!クィル賞、2007年度、受賞作。[amazonより引用]
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