恋に落ちたシェイクスピア
★★★★★★★★☆☆8/10
2010年度のアカデミー賞も終わり、その熱が冷めない内に過去のアカデミー賞関連の映画を見たくなってしまうのは映画オタクの性。先日、「英国王のスピーチ」が見れなかった悔しさを紛らわす為にチョイスした映画は、同じくイギリスが舞台に描き、1998年のアカデミー賞を総なめにした「恋に落ちたシェイクスピア」。
1998年度のアカデミー作品賞にノミネートした映画は、本当にどれが受賞してもおかしくないくらいハイレベルな争いであったのでよく記憶している。
エリザベス
プライベート・ライアン
恋に落ちたシェイクスピア
シン・レッド・ライン
ライフ・イズ・ビューティフル
どれもこれも必見です!!個人的には当時シン・レッド・ラインを押していたのですが・・・
そんなデッドヒートの中、見事作品賞を受賞した「恋に落ちたシェイクスピア」なんですが、映画全編が詩で溢れ返っています。コレをあくまでコメディテイストで描く事によって、クサい恋愛映画という印象を無くす効果が出ています。交わされる言葉一つ一つの美しさがこの映画の良いところでした。
クライマックスで描かれる、「ロミオとジュリエット」の舞台場面も、素晴らしいの一言。この舞台を普通に最初から最後まで見てみたいと思わせる出来です。この舞台が成功するだろうか?という所にいたるまでのプロットも良かったです。まぁ、王道といえば王道な構成なんですが、やっぱり基本がしっかりしている映画は良いです。
かなり演技力が求められる映画なだけに、役者さんたちも気合入っています。個人的に大好きな女優グウィネス・パルトローなんておっぱい出す勢い!
憎まれ役の婚約者を演じているのは、先日「英国王のスピーチ」で主演男優賞を受賞したコリン・フォース。この頃から良い演技していたんですね。早く英国王見に行きたいぜちくしょー!
ムーランルージュみたいな映画好きって人は是非見て下さいな。
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