「チャーリーのチョコレート工場」の原作者、ロアルド・ダールの児童文学を「ダージリン急行」で最近日本でも知名度を上げてきたウェス・アンダーソン監督が映画化。彼の最新作「ファンタスティクMr.Fox」がアメリカで公開されたのは2009年。日本での配給がやっと決まり、二年遅れで見る事ができるようになりました。
CGや3Dが全盛の時代に逆らうように、ウェス・アンダーソンは今作をストップモーションアニメーションで描いて見せた。彼の作品はとにかくセンスが良い。特に音楽に関しては一つのアルバムとして見ても完成度が高い事が分かる。しかし、彼の素晴らしいのはセンスというよりも映画が大好きというのが画面から伝わってくる事です。ストップモーションアニメーションで描く「ファンタスティクMr.Fox」は、きっと彼の映画愛のぬくもりが伝わってくることでしょう。
ストーリー:妻ギツネの妊娠を機に泥棒稼業から足を洗ったMr.FOX。親子3人、穴ぐらでの安定した生活から丘の上の大木の家に引っ越したことから、Mr.FOXは近所に住む農場主3人の家に盗みに入ることを思いつく。しかし、大事な家畜や食べ物を盗まれた農場主たちはキツネを追い込むことに。Mr.FOX一家と仲間たちは結束し、穴を掘って逃げようとするが……。
公開は2011年3月19日。
原作本
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