ダブステップのパイオニア、Skreamの新作アルバム「outside the box」が先日発売された。
ダブステップ?Skream?何それ?っていう人も多いでしょう。俺もこのアルバムに出会うまではまったく知らなかった。とりあえず何系の音楽かというとクラブミュージックにあたる。そこで興味を無くす人も多いと思うがもう少し我慢して下さい。俺自身クラブはどちらかと言うと苦手だし、クラブミュージックはうるさいだけでパチンコ屋の騒音と対して変わらないぐらいにしか今までは思っていなかった。
先日、CDを物色していたらこのアルバムのジャケットが目に入った。「outsid the box」=「箱から出る」。そこには男の顔を緑色の半透明なボックスで隠しているが納まりきれていないというイメージのデザインが施されていた。かっこいいジャケットだな、と思って視聴してみたら、クラブミュージックだった。興味ないから聴くのを止めようとしたが、なかなか止められなかった。なんか引き込まれていく。俺のイメージしていた世界と違う。物選びはフィーリングが大切。迷うくらいなら買ってしまおうと思い買ってみた。
家で曲をかけながらSkreamについて調べてみた。なんと俺と同い年だ。うわ~、俺ちいせぇ・・・何やってんだよ。
ダブステップとは、テンポが140BPMで、跳ねるようなビート・ベース音、その上にシンプルなメロディを乗せていく音楽である。UKにはドラムンベースと2ステップという代表的なダンスミュージックの種類があるのだが、ダブステップはこの二つの中間を埋めるジャンルとされ、ヨーロッパでは音楽的に空いていた隙間を埋めた音楽とまで言われた。今回のアルバムはそのダブステップの新たなる可能性の為に、様々なスタイルの曲を聴けるようになっている。このジャンルを聴いた事がない人でも興味を持ってしまうような音楽だ。
ん~、なんと言いますか、口で言っても伝わるもんじゃないんですよね。とりあえず、聴いてみて下さい。良いか悪いかなんて最初はフィーリングでいいんです。好きになってしまえば後は勝手に詳しくなってきちゃうもんだから。
曲はとにかくカッコいいですよ!家でずっと流していたくなる。ガンガンただなっているんじゃなくて、凄く音に繊細さを感じて、イメージ映像が頭の中にパッパッっと浮かび上がってきます。
そーいえば、今年の夏はFUJI ROCK10に出演したらしいですよ。、また日本に来る機会があれば直接見に行きたいですね。
最後に、彼はアルバムインタビューでこんな事を聞かれました。
「あなたの今の夢は何ですか?」
Skream「今、自分の夢を生きている!」
Biography
ロック、ハウス、ヒップホップ、ダブ……今では当たり前となっている音楽にも名前のない時代はあった。ベッドルーム、ガレージ、スタジオ、クラブの片隅で生み落とされた音楽がいつのまにか多くの人々の心を、耳を鷲掴みにすることがある。純粋に音楽の持つ力だけで人々の耳目を集め、同時多発的でありながらもひとつの潮流となって世界へと広まっていく。そこには、必ずひとつのアンセムがあり、的とも言える注目を集めるアーティストがいる。
Skreamことオリバー・ジョーンズは、16才で学校を辞め、レコード屋で働き、ただひたすら曲を作りDJを行ってきた。なによりも自分と仲間が心底楽しむために曲を作り、曲を聴かせあってきた。2009年、Skream が手がけたLa Rouxの“In For The Kill”リミックスはイギリスでゴールド認定を受けた。20人弱の集まりでしかなかったSkreamとその仲間が行うパーティ “FWD” も今では数千もの人々を集めるようになる。Skreamは一躍時代の寵児となった。今や世界中の人々が彼の音楽を求め、Skreamの名と共に“ダブステップ” という言葉が世界中を駆け巡っている。そして2010年、誰もが待ち望んでいたアルバム「Outside The Box」が遂に発売される。
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